こんにちは「わいた」です。
本日は貯蓄のお話しをしようかと思います。
みなさんはこの先の日本をどう見ていますか。
経済でいえば、終身雇用の崩壊、物価高騰や老後2,000万円問題等、多くの不安要素が存在しているかと思います。
さらに日本は先進国では唯一、約30年もの期間、給料は横ばいに推移しています。
それでも自分にできることをコツコツと行動し、ひとつずつ不安を解消していくしかありません。
政府の発表や報道で、平均給与や平均貯蓄をしばしば見聞きしますよね。
ですが、平均と言っても今の自分と比較した現実的ではないと感じたりしませんか。
もっと、自分に合う目安を知ることができれば、目標に向かいやすいと思いませんか。
本日の記事から個々の年齢や年収から目標の貯蓄額を知り、行動を移すキッカケにして欲しいです。
日本人の給与
個々の目標と言っても、まずは平均的な日本人の現状を見てみましょう
令和5年9月の国税庁データによると、給与所得者1人当たりの平均給与は458万であり、平均年齢は47.0歳と発表されています。
過去3年分のデータはこれです。
平均給与 | 平均年齢 | 給与の伸び率 | |
2021年 | 435万 | 46.5歳 | ▲0.8% |
2022年 | 446万 | 46.6歳 | 2.4% |
2023年 | 458万 | 47.0歳 | 2.7% |
微増にも見えますが、平均年齢も微増しているため年功序列の給与制度の日本では横ばいであると見て取れるかと思います。
ちなみに、みなさんの給与の伸び率は平均を上回りましたか?
平均貯蓄額
続いて平均貯蓄額です。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査2023年」が発表されています。
ここでは、
- 単身世帯
- 二人以上世帯
に分けて見てみましょう。
単身世帯
2023年の単身世帯の平均貯蓄額は941万円で中央値は100万でした。
過去3年の推移は
平均貯蓄額 | 中央値 | |
2021年 | 1061万 | 100万 |
2022年 | 871万 | 100万 |
2023年 | 941万 | 100万 |
二人以上世帯
次に二人以上世帯です。
2023年の二人以上世帯の平均貯蓄額は1,307万円で中央値は330万です。
過去3年の推移は
平均貯蓄額 | 中央値 | |
2021年 | 1563万 | 450万 |
2022年 | 1291万 | 400万 |
2023年 | 1307万 | 330万 |
※この発表データは年齢区分別でも発表されていますが、今回は割愛させていただいてます。
個々の目標資産額
それでは、日本人の平均を知ったうえで、いよいよ個々の目安となる資産額をシミュレーションしてみましょう。
「となりの億万長者」で有名なトマス・J・スタンリーは億万長者を調査する中で期待資産額というものを定義しました。
いやいや億万長者なんて、と思わないでください。
資産額はその人の年齢や収入に大きく影響されています。
収入が多ければ資産も多いはずだし、勤続年数が多ければ貯蓄できる機会をあったはずです。
期待資産額
- 期待資産額={年齢×年収(税引前)}÷10
平均的な日本人の例:{480(万)×47(歳)}÷10=2,256万円
これが期待資産額になります。
ちなみにわたくし「わいた」の期待資産額は約1,900万円です。
およそ2割弱足りません。(笑)
まとめ
いかがでしょうか。期待資産額って結構厳しい水準ではないですか?
ですが、平均や中央値よりも自分事として目安にしてみようかと思えます。
「わいた」は来年にはこの期待資産額に到達し、ある程度の経済的な自由を手に入れることを目指しています。
しかしながら、時間は有限です。
お金とは、本来人生を充実させるうえで、手段であって、貯蓄そのものが目的ではないですよね。
トレードオフという言葉があります。
「何かを得るためには、他にできたことの全てを捨てる必要がある」ということです。
貯蓄に注力するあまり、家族との時間や行きたい場所、自己投資等のすべての機会は損失することになります。
年齢の若いときにしかできないことはたくさんあります。
そんなバランスを考えながら、期待資産額がどの年齢に到達でき、今をどこまで充実させようというメリハリと資産形成へのコツコツさを自問してみてください。
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